2009-07-24 靄 |縷々| 智に働けば角が立つ。 情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 兎角に人の世は住みにくい。 って、草枕だったかな…などとぼんやり。 ふと、何処かへ行きたいなぁ、と想う。 数日ぶりの晴れ間に幾度も幾度も雨を挟んで、 ぼんやりは終わらない。切手を買いに郵便局まで 出掛けると、冷房が効き過ぎて居てひどい。 局員らは皆半袖で、どうして平気なものかしら。 雨の上がった山肌から、白い靄が立ち昇って居る。 どうせまた、程無く雨になる。 嗚呼。一日がこんなに、永い。