2008-10-10 香る |日々| もわんと生温い、調子外れな陽気が昨日より続き、 秋晴れと呼ぶには、些かの違和感も在れど、 折角のお天気であるから、シーツなど大物の類も 片っ端から洗濯しては、バサバサと干す。 十月に入ってからの風には、金木犀が香り、 せっけんの清々しさに、薄甘くかぶさる。 仕事の合間合間、明日の青空珈琲の準備に あれこれと追われ、気忙しいままに店を仕舞った。 挽いた豆よりこぼれて、散らかった粉を さらさら集めれば、夜にふわりと珈琲が香る。