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どうやら知宏は、この中国の旅を最後、
旅人稼業に終止符を打つのらしい。
人は、帰るところが在るから旅に出られる、
旅を続けられる、と誰かが云って居た。
そもそも、旅とは何なのか…。
例えば、それが分からぬから旅に出るのが
理由なのだとしたら、問いの答えを得るまで
旅は続いてゆくのだろか。ただ、漠然と思う。
旅に出る理由は、人様々在るに相違無く、
旅に出るのが旅人の意志なら、それを
終わらせるのもまた、旅人の意志かも知れぬ。
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侯 孝賢 『百年恋歌』 を観る。
最小限の科白。行間。陰影。所作。余韻。
三つの物語は何れも、結末を用意されず、
ただ静かに置き残されて居る。
男の辮髪を女が櫛で梳く場面。静かに美しい。