双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

季節

|日々| |本|


きのこ採り名人の叔父より、山のきのこは、
ヌメリササダケとアミタケの二種類。
掃除して塩水に浸けた後、大根、豆腐、茄子とで
きのこ汁をこしらえる。とろりとしたきのこ汁から
湯気が立つと、ふんわり山の良い香りが。
ふうふう云いながら、椀にふたつも頂いた。


辺りが薄暗くなって、看板の電気を付けるのに
表へ出ると、すっかり肌寒くなった外気に、一瞬
ぶるっと身震いする。道路を挟んだあちら側を、
ふと眺めやれば、Tシャツにミニスカートと云う、
夏の装いの若い女性が、携帯をいじりながら歩いて居た。



[日曜日の一冊]

ブックカフェものがたり―本とコーヒーのある店づくり

ブックカフェものがたり―本とコーヒーのある店づくり

たまに思い出しては、手に取る本。
決して楽な稼業では無い筈だのに、
どうして私は、毎日店を開けるのだろ。

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