双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

日々のゆく先に在るもの

|徒然|

近頃、とみに感じること。
我々ひとりひとりの日々の暮しの些細なことが、
実はその先の大きなところへと、繋がって居るのだ、と云うこと。
月並みな物云いかも知れないが、移り変わり激しき
世の経済活動の影に、巧妙に隠されてしまって居る、
環境への悪しき影響や、安価で粗悪な大量生産の
犠牲となる、余りに低賃金の労働力。搾取。*1
今の世。大概のものは、代価さえ払えば難なく手に入り、
楽をしたければ、幾らでも便利に済ますことができる。
けれど、そうしたことの背景を、ふと考えるとき。
安易に時流に乗っかることに、暗い疑問を抱く。
ちょっとの不便は、実のところ、案外と愉しいことなのだ。
自分さえ良ければ。と云う人が、少しでも減ったなら、
世の中は、どんなに風通しの良くなることだろ。


「豊かさ」は通帳の残高でも、財布の中身でも無い。
どんな風に生きるか。どんな風に心を持つか。
そんなことが大切なのだと想う、今日この頃。

*1:困ったことに、こんな話をすると家族の者(主に母親)は、すぐ「共産主義者!」と云うのです(苦笑)。

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