双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

庭と人

|庭仕事|

庭と一口に云っても、広い庭から猫の額程の庭まで、
それこそ千差万別。つまりは、庭の持ち主と同じ数の
其々に異なった庭が在る、と考えて良いかも知れぬ。
庭の形態。植物の選び方。手入れの仕方。等など。
きちり隅々にまで手の入った庭も在れば、
手入れは程々に、自然な風情の庭も在る。また、
庭への接し方はそのまま、庭と云うものに対する
その人の想いや考え方、と捉えることもできる。
いつだったかも書いただろか。
庭とは、その持ち主を映し出す、云わば鏡のよなもの。
つまりは、庭を見れば、その人の人となりを知ることが出来よう。
そして庭は人間同様、生き物である、と云うこと。
持ち主の内面と共に、その庭もまた変化してゆく。
変わらぬ庭。変わってゆく庭。
各々の庭は、各々の人の人生を物語る。

<