双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

野菊とマッチ箱

|日々| |音|


寒風に、瞬間身をこごめる朝のひととき。
ふと起こした目線の先の紅葉は、
例年ほどに色づきが良くないらしく、
何処も彼処も、赤茶けてくすんで居る。


独りのお客の、いつになく目立った午後、
嗚呼、こんな心地良い静けさが、いつも
ここに在ったなら良いのに、と
とぽとぽ珈琲を淹れながら、秋から冬への変わり目に
少しだけ心馳せて、すっと息を吸い込む。


[A piece of Saturday afternoon ]

Trailer Park

Trailer Park

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