双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

銀座で逢いましょう

|散策|


月曜。久々に東京へと赴く。
別便のAちゃんとは、夕刻六時
銀座は和光前にて待ち合わせ。

  • 渋谷

着いてすぐ、まだ人も少ない内に某大型外資レコード店二軒で、足早に目当てのCDを購入の後、路地裏の喫茶店にて、最初の珈琲。おさぼりか否か、サラリーマンの小父様ばかりの中に混じる。

ローザー洋菓子店でクッキー缶を購入。

  • 日比谷

日比谷公園内の「松本楼」にてお昼。ここでも再び、サラリーマンの小父様連に混じる。外が物凄い突風。

  • 銀座

先ずは「月光荘」へ。少々迷いながらも辿り着き、親切な店員さんにお茶など出して貰うが、物色に忙しく、わらわら(笑)。カード、便箋、ノート、ショルダーバッグを購入。小さな店内に、静かにひしめく人々。けれどそこには当たり前のよに、実に、平穏な空気が満ちて居た。
店を出た後「カフェー・パウリスタ」。ここでもまた小父様連ばかりの中、寒風にすっかり冷たくなった我が身を、珈琲でゆっくり温める。立派な老舗であるのにも拘らず、不思議な程の居心地の良さに、すっかりとくつろいでしまった。二つ隣の席のおじいちゃま連。譜面片手に、何やら音楽談義。お隣はオトメン君。文庫本をめくるにも、カップに手を伸ばすにも、煙草を吸うにも何かと、タイミングが重なるので、気まずさを通り越し、おかしさ込上げる。
お次「鳩居堂」は、何故か小母様たちで文字通りごったがえし。殺気すら漂い、赤い手帳を買い求めるや、そそくさと逃げ出す事とする。
次なる「伊東屋」もこれまた、人で溢れかえって居り、Rhodiaのメモパッドと、封筒などをせっかちに買い求め、中二階に移動。万年筆の売り場は、人も疎らで、ゆっくり見て廻ることができた。高価な品々には、今回のところ用は無い故、ペリカーノ・ジュニアなる、千二百円程度で普段使いのものを。
人ごみに疲れ果て、ふらりふらりと裏通りを歩けば、やがて歌舞伎座付近へと。「樹の花」に入って、先程の万年筆にカートリッジを装てん、早速メモ帖にあれこれ書き留める。ぼんやりしながら窓の外など眺めて居たらば、もうじき待ち合わせの時刻。そこから再び、来た道を戻り、和光前にて、予定通りにAちゃんと行き会う。互いの収穫を手短に報告し合いながら、七町目の「ライオン」へ。飲食代金は、雰囲気料と割切り(笑)勘定を済ませて、東京駅へ。
バスに揺られて、居眠りの帰途。さてと。次回は、中央線沿線もしくは、谷根千界隈を予定。勿論、暖かくなってからであります。




[本日のお出掛け珈琲]


厚手の外套で正解。寒風吹きすさぶ中
茶店で憩うは、ささやかな至福。

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