青春袋小路其ノニ

|音|　|回想|

今日はどうしてもこれが聴きたかった。
我が青春ノイローゼな二枚。

ベン・フォールズ・ファイヴ

Girlfriend

BFFについては、自分はもうこの1stだけでいいと
そう思っている。今でもそうだ。
この小さな一枚に、私の青春袋小路の一時期が
凝縮されている、そんな思いの一枚。
演奏のライブ感、作り込まれていない
個々の音たちの率直さ、
１曲の持つ輝き、どれを取ってみても
後に続いた他のどのアルバムも
それを超えてはいないのだ。
もしかしたらこれは、彼らにとって
奇跡の1stだったのかもしれないな。
Matthew Sweetもこれが一枚有ればいい。
最も脂の乗っていた時期の、
素晴らしい作品であると思う。
シングルカット・レベルの名曲が
何処を切っても現れる。兎に角まぁ、
それこそ、この二枚を私は
阿呆のように聴いていたものだった。
飽きもせず、殆ど日課のように。
今聴いてみたら、それはやっぱり
何だか気恥ずかしいよな青春の思い出を
鮮明に思い出させてくれたのでした。
いいものはいつまでもいい。
イッツ・エバーグリーン。