双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

青春袋小路

|回想|


自分にとって青春時代というのは、
はて、いつだったのだろうか。
一般的には、高校時代辺りなのだろうが、
私の場合はもっと長かったような。
それこそ23〜4辺りまで青春だったんじゃないか。
何が良かったとか、特別なことが在ったとか
そう云うことではなかった気がする。
ただただ毎日を、若さ故のおかしなテンションで
ただただ生きていただけなのに、
それなのに何故か、そんな人生が
まるで永遠に続いていくのだと、
そんな風に思っていたものだった。
しかしながら、心のどこかでは
そんなことは不可能なのだと、
そう理解していた気もする。
強引な若さの季節も、いつしか終わりを迎える。
当時は平気でやってのけたことも
今の自分にとっては、到底無理なのだと分かる
一体何だったのだろか。あの頃。
青春とは、どうやら
出口の無い、
あて所の無い、
行き当たりばったりの袋小路みたいな、
そんなものだったのかも知れません。

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