|音| 朝、目が覚めると、部屋の中はしんと冷たくて、 カーテンの向こうは、寒々と薄暗いままだった。 やがて雪は吹雪となって、頼り無い窓枠を震わせ、 唸り声の中に、全ての音をのみこんでゆく。 グールドのバッハを小さく聴きながら、 室内に靴下を編んで…
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