|モノ| 皮の鞄は二つきりだが、その内の肩掛けとは、 かれこれ二十年以上と付き合い長く、愛着も想い入れも深い。 ひと頃の勤め人諸氏の通勤風景には一般的に見られた、 或いは、ループタイにベレー帽と云った塩梅の 身繕いの爺様が、一寸した外出の際に下げ…
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