|日々| 朝、目が覚めると、こぼれる息が白い。 布団から僅かに覗いた鼻先を、つうと 鋭く刺すよな冷気に、うずうずと寝床を 出るのが躊躇われる。既に粗方の熱を失って、 うす温いだけとなった湯たんぽを足元へ、 寝床を這い出す機を探りながら、只そうして …
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