|音| むうと生温い風が二月に訪れて、季節を春先のよに 錯覚させはしても、私は頑なに冬を繋ぎ止めて居る。 未だお前の来る時期じゃ無い。さあ、あっちへお行き。 夜の部屋に独り、小さく座って只静かに過ごしながら、 今頃になってふと、夜具を換え忘れて居…
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