双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

自転車と散髪と筋トレと

|雑記|


先月末の頃。たらたらと程好く無為に過ごす中で、ふと「そう云や、もうかれこれ八か月以上も自転車に乗って居なかったなぁ」と気付いて一寸切なくなった。昨年冬に悪化した腰の不調から、移動手段を電気バイクのフォルゴーレ号に頼ることが殆どとなり、自転車の出番が無くなってしまったのである。そうかぁ、そんなに乗って居なかったか。我が愛車『古森号』よ...。

古森号が来た日のことじゃわな。
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しかし今年の春以降、腰の調子は徐々に良くなり、一度も鍼灸院に行かずとも過ごせて居るので、いっちょ古森号も再開といくか。と、暫くぶりに小屋から出してみたところ、あらら。前も後ろもタイヤがぺしゃんこである。前後輪共に車体から外して調べたら、俗に云う”スローパンク”と云うやつであった。案の定、リムテープが劣化して居たためチューブと一緒に電脳店舗へ注文。二日後に届いて交換した。
折角、車輪を外したついでなので、駆動系などの足まわりやブレーキまわりなど。普段はあまりいじらぬ箇所、気になって居た不具合、まるっとひっくるめてメンテナンスである。久々のブレーキの調整に梃子摺りつつも、ざっくり一通り済み、仕上げに車体を磨き上げて完了。調整したブレーキの塩梅を確認するのに、ちょいとその辺をひとっ走り...と行きたかったのだが、外はすっかり日が暮れてしまったため、丁度予定して居た翌日の散髪へ持ち越し。

一夜明けて午後。整備後の調子見も兼ね、いざ古森号で散髪へGO。ホビ仕様坊ちゃん刈りは、今回も刈り上げ3㎜でパキっとシャキっと潔く。何処から見ても完璧である。イヒヒ。散髪を終え、実に清々しい心持ちにてペダルをまわすも、行きは良い良い帰りは何とやら。拙宅は山へ向かう道の途上故、行きは下り一方なので然程気にならなかったのだが、それは帰り道に発覚した。だらだらと続く緩い上りに入って間も無し。あれ?何だかペダルが、重い?
「うへえ!筋力が...落ちてる!筋力がすっかり落ちてエライことになって居る…!」
何と云うか、物凄くショックであった(笑)。以前なら、平坦道に少し負荷を足したくらいの感じで上れた筈の道が、今や後ろのギアを二段軽くしてようやっと、なのである。へろへろのぐだぐだで何とかかんとか帰宅し、台所へ直行。麦茶をがぶ飲みしながら、私は且つて無い程の焦りと危機感を感じて居た。こいつはいけない。このままじゃ非常にいけない。

と、そんな訳で(唐突ですが)、先週から筋トレを始めたんだYO!
筋トレと云っても、週三回のペースで行う”自宅筋トレ”である。ジムなどと違って特別な器具も要らず金も掛からず*1。日経ヘルスのテキストに小生向きのを見付けて、それを先生に取り組んで居るのだけれども、いやぁ。是が思いの外、嫌じゃないのだなぁ。週三回と云うのが丁度良いし、トレーニングの内容もキツさも丁度良い。真面目に取り組めば必ず結果が出るもの、と分かって居ても、無理や無茶が在れば長く続かぬものである。
所謂”ムキムキ”の筋肉は要らないし興味も無い(笑)。適材適所と云うか、必要な所へ必要なだけ。こつこつ続けて、柔軟で持久力の在る筋肉がついたら嬉しい。モンペにTシャツで自宅筋トレ、結構愉しいのダ。

*1:そもそもが、ジムに通うなんて恐ろし過ぎて考えられない。考えたくもない(笑)。

溜息しか出ない

|戯言|


嗚呼。
お上が匙をぶん投げたとしか思えぬよな、惨憺たる有様となってしまった。
案の定と云うか、見事なまでに予想通りである。
命だ医療だ守り抜くだの何だの、散々大きく宣っておきながら
いざ蓋が開いたら、やれ自分の身は自分で守れだの、制御不能だの。
開き直りも甚だしいったら、全く笑わせてくれるじゃないの。
まぁ、こちとら端からこれぽちも信じちゃ居ないが、
白々しい云い訳も、口先だけの嘘っぱちも、いい加減聞き飽きた。
さあて。この先、我々は果たして何処へ連れていかれるのか。
何処にせよ、片道切符でないことを祈るばかりである。


自分の身は自分で守る、などと今更上から云われるまでも無く、
そんなものは疾うに当たり前。従って、只今休業中なのである。
と云うのもこの期に及んで、未だにお気楽軽率な輩が散見されるため、
幾らこちらが対策を徹底したところで、それにも限度が在る。
このまま店を開けておくのは危険だ、と判断してのことであるが、
うちのお客さんには医療・介護関係のお一人様も多く、
彼らの立ち寄るのは、日々の激務の中のほんの一時。
それだってままならず、ようやっと得られた一息だのに、
その場を閉めざるを得ない申し訳なさで一杯になる。
もどかしい。遣る瀬無い。


今年の八月は無かったものと思うしかないか。
今年の八月は無かったのだ。
はあ。もう溜息しか出てこないや。

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