双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

急がぬ旅

|日々| |手仕事|


怒涛と怒涛のあいだの、少しの隙間を寄せ集めてセーターを編んで居る。
調子の波に乗っかって、随分と気分良く進んで居たのだけれど、
後ろ見頃を袖付け位置まで編んだところで、ゲージが大き過ぎることに気付く。
上からほろほろと解いて、編針の号数を一つ下げて、再度編み始め。

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時間と労力と、また一からの積みなおしであるが、
しかしながら別段、せっかちに急ぐ旅で無し。
年内に仕上がったら良いかな、くらいの心持ちで。


釣瓶落としの日暮れと共に、空気が冷えてきて耳がちりりとする。
十一月も半ばを過ぎ、もうそんな時期だ。

そっとしておいて

|戯言|


うんざりな秋の物見遊山の狂騒が、いよいよ本格化。
気狂い沙汰のよな怒涛の週末が、今月いっぱい続くのである。
くわばらくわばら。
そもそも観光地では無い土地が、無理くり観光スポットを拵えて、
他所から人を呼んでお金を落とさせる、と云う安易な目論見の
何と浅はかで、何と愚かなことか。
受け皿の全く整って居らぬところへ人が押し寄せる訳だから、
間も無く手持無沙汰となり、阿呆みたいな渋滞に苛立ちながら、
その足で近辺へ怒涛となって溢れ出した結果、
小さな商いで暮らして居る者たちへしわ寄せが行き、
挙句、只疲弊のみがもたらされるのである。
モルドールの軍勢に占拠されたオスギリアス状態…
否、襲撃されて火を放たれたローハンの小村か。
どっちにしろ、くわばらくわばら。
お願いだから、どうか私たちをそっとしておいて下さい。

園芸覚え書

|庭仕事|


以下作業日誌など。

【十月二十八日】
■米糠で色々
先日知人宅より玄米を一袋頂戴したので、精米屋さんで精米して貰い、そこで出た米糠を糠漬け用に少し持ち帰って来た。丁度、Aちゃんが読んで居る無農薬バラ栽培の本に、米糠を資材として使う方法が幾つか書かれて居たので、面白そうだね、と早速試してみることに。
初期のうどん粉病には、米糠を指に取って葉の表面へスリスリ。是はAちゃんの『デュセス・ド・ブラバン』の若葉で試したところ、即座に効果が出てびっくりである。又、米糠は土に住む善玉菌など、微生物のエサとなるため、店の裏手の土にさらっと撒いたり、日々台所から出る野菜くずや果物の皮を細かく刻み、軽く水気を切ったものを*1、ざっくり米糠と合わせて穴を掘った土中へ浅く埋めると、二週間からひと月程で土に帰るとのことで、こちらも早速に実践中。
などなど、目下米糠で色々と愉しんで居る次第である。何と安上がりで有意義な愉しみであることか(笑)。


【十月三十日】
■『ブラッシュ・ノアゼット』植え替え
6号鉢で届いた中苗が6号では見るからに窮屈となってきたため、9~10号相当のスクエア鉢へ鉢増し。

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拙宅へやって来て二週間の間に随分わさわさとなった。健やかに育ってくれて居るよで何よりだ。


因みに8号以上の鉢は、ほぼこのスクエア鉢で揃えて居る。

アップルウェアー ロゼアスクエア 260型 グリーン

アップルウェアー ロゼアスクエア 260型 グリーン

260型は容量9Lなので9号と10号の間、つまり9.5号くらいになるのかしら。この一つ上のサイズの330型も在るが、シリーズで揃えると大きさが違ってもごちゃっとせず、プラスティック鉢だのに決して安っぽく見えない素材感とデザインも魅力。又、四角の安定性の揺ぎ無さは実に頼もしく、位置替えの際の移動のし易さも利点である。

*1:店で出る珈琲や茶葉のかす、卵の殻も混ぜて居る。

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